和田電研

以前、
生野区の北巽って街に住んでました。

住宅街で特に何もナイ街でしたが、

そこから東に向かって走ると八戸ノ里公園があり、
そこでIno3をはじめ、ヨッシーやkskといった、
今となっちゃかけがえの無い仲間達に出会った、
自分にとって感慨の地です。

ピストに乗り出した頃の、
もう何年も前の話になりますが…。


さて今回、
アルマイトをお願いする和田電研さんは、

その公園へ向かう道を真っ直ぐ抜けた、
東大阪市の住宅街の一角にあります。


代表の和田さんは雰囲気のある方で、
ややぶっきらぼうながら穏和な印象。

アルマイトの説明に続けて、

『これ、自分のか?おんなじ品物が今入って来てるわ〜。
そっちは自転車屋からの依頼やから売り物やけどな(笑)。』


と、依頼品を見せてくれたのですが、

なんとサイズ違いの全く同じ日東ステム(笑)。


同じ様な事を考える人はごまんと居るワケですね…。

『まぁ(納期)1週間くらいやな〜、うん、出来たらまた電話するわー』

と、和田さん。

このザックリ感がある意味頼もしい(笑)。

気持ち良く工場を後にしました。

なんせ、

出来上がりが楽しみです。

SUGINO75

工場にお願いするパーツはこれで全てです。

後は仕上がり待ちとなりましたので、

その間に手元のパーツの整備。

って事で、
まずはクランク。
P1110744.jpg
元々使ってたスギノ75をまんま使います。

芸がナイっちゃナイですが、

良いのです。

カラーバランス的にも、 ここは断然シルバー。

ってのは、
ハッタのヘッドパーツを巨匠が最高のアタリで調整してくれるそうで、 
わざわざ色を変える為にダウングレードするのは如何なモノかと思い、

ある程度シルバーを残す事に。


…しかし時間はある。

…しかもアルミ製。

となれば、
このblogを読んでるマニアックな諸兄なら、

『ならば鏡面を…』

と考えるトコですが、
今回、

それもしません。

むしろ、
ちょっと使い込んだ感じでキレイにします。


考えてみてください。

ピッカピカのフレームに新品の車輪、
それにクランクもピカピカなんて…。


初めてのデートで新品のコンバース履いてくのと同義です。


いや別にいいんですけど(笑)。


…とにかく、

幸いペダル(ストラップ)の擦れ跡とかもあって、
使い込んだぽい感じ(実際結構使いこんだ)なので、
この跡を巧く残しつつ、 ネバダルで磨きます。
P1110745.jpg
 爪先だけ鏡面仕上げされた、履きなれたオールデンの如く…。

 まぁ、オールデンとか持ってませんけど。


まず、
エアーガンとクリーナーで汚れと油分を落とします。

ネバダルは研磨力のある綿に薬品を染み込ませた研磨材で、
わたがしの様にチギって使います。


磨くとアルミ表地が削れてるのか、汚れなのか、 黒い淀みが表面に浮いてきて…

しばらくするとワックス材の様に白く浮き出すので、空拭きします。

すると、ピカピカに。
P1110760.jpg
ピカ一ルほどピカピカにならないトコが逆に好き。
写真じゃ分かり難いですが、指が映りこむくらいには磨けてます。


ネバダルは個人的にお勧めです。

しかし、ネバダルを使う時は、ゴム手袋やラップで指を保護した方が良いです。
思ったより汚れるし、臭いが中々取れませんので・・・

アルマイト完成

再アルマイトされて帰ってきた、
ハンドル「日東 B123AA 軽合」と、
ステム「日東 NJ-PRO AA 軽合58°」。
P1110784.jpg
和田さんより連絡があったので、早々にパーツを引き上げに行ってきました。

『ボンドのあたりも何とかキレイにアルマイトかかったなぁ』

と仰っていた通り、シム周りもしっかり色がのってます。

アルミの材質によって、色の出方は変わるのですが、
シムやステムは艶のある黒、ハンドルはややガンメタルに近い黒です。
P1110795.jpg
ハードアルマイト仕上げで、相当シブいと思いますが。
どうでしょうか。
P1110794.jpg

ちなみに、
ステムの角度とか長さは、自転車乗る上で重要だと承知の事と思いますが、

完成車の競輪車両を中古で買い、気が付かずにこのステムで乗って、

「ドロップしんどい…」

と言ってる方をたまにお見受けします。

一般的なロード用やテクノミック等のステムは、地面に水平に近い角度で、
長ささえ合えば、わりと楽(普通)なポジションが作れます。

しかし、競輪ステムはぐっと角度が付いて前下がりになってますので、
前傾がキツく、腹筋背筋をかなり使うと思います。

写真左が一般的なステム(チネリR1)、右が日東 NJ-PRO AA 軽合58°。
曲がり角度が随分違います・・・。
P1110782.jpg
ちなみに、
サイズがそんなに違わないのにハンドルが遠いと感じる方は、
ステムの差込みを浅めにすれば改善されると巨匠が仰っておりました。

あと、
和田さんに自転車フレーム(アルミ)のアルマイトは可能か、と伺うと、
フレームのパイプが貫通してれば可能との事。

説明しにくいので、
フレームアルマイトされたい方は直接メッセージとかコメント下さい(笑)。



Hoshi njs AeroSpoke改

ちょうど1ヶ月くらいでしょうか、

星工業さんからスポークが到着しました。


想像以上に素晴らしい仕上がりです。 (右がエアロ、左はDTチャンピオン)
R1005333.jpg

電着塗装、

いわば黒メッキ処理ならではの艶と、
njsブレード独特の曲面の相性が良く、

美しいスポークになったと思います。

そしてコレをツマミに飲んでる自分も、
完全にちょっとした変態と言っていいでしょう。

担当のシモナカさん、
本当にありがとうございます。

さて、
後輪用に用意したDTチャンピオンと曲げ比べると、
さすがに横剛性はあまり期待出来そうにナイので、
R1005331.jpg
予定通り前輪エアロ(右)、
後輪丸スポーク(左)で組む事にします。


後、
このエアロブレード、
ギリギリですが、ハブ穴に無加工で通ります。

いや〜、良かった…。

故に、エアロ効果の程は解りませんが…。

とりあえず、
車輪になるのが本当に楽しみです。

ダイジェスト:NAGASAWA編

前輪ハブナットの絞め忘れによる脱輪で大事故を起こした一年前。

血まみれのフロントフォークに、
大きく『く』の字に曲がったダウンチューブ。

自分にとって二台目のピストだったが、
思い入れが深過ぎる。

そして走る事もままならない姿のまま、
部屋に佇むナガサワ。


・・・やはり蘇らせたい。


決意したのは、昨年6月の結婚式だった。


時は過ぎ先日、

巨匠、長澤氏のもとを訪れる。
  
ようやく取り付けたアポ。
いわゆる『本物』と呼ばれる人物に触れるのは、過度の緊張を伴った。

閑静な住宅街にあるガレージ、恐縮しながらインターホンを押すと、女性の声が。

「シャッターを開けてお入りください。中に居りますので」

どきどきしながらシャッターに手をかけると同時にガラガラガラっと、
向こうから開けられた。

「おぉ」と一言、くわえタバコで一瞥して無言で中へと促すその姿は、
雑誌やネットで散々お見かけした、

間違いなく彼の「巨匠」だった。


しかし、カラーがブルーしかない。
希望の黒は無く、若干ミーハーな雰囲気になりそうだが、
他のパーツとの組み合わせでどうにかしよう。

実は、PAULへの憧れは、
東京のチューナーとしては相当凄腕で、その雰囲気も含め尊敬してやまない、
「BORED」の内藤氏がPAULハブを高く評価している事に影響されていて、
半ば鵜呑みで購入を決めた。

となれば、当然内藤氏にチューンを以来するのは自然な事だろう。

もうここまで来たら金に糸目はつけまい、と自分の財布に言い聞かせ、

すると、完璧なタイミングで出た、 H PLUS SON "THE BOX" RIM。
代理店のシクロックのokb氏は、何度かお会いした事もあるが、
本当に素晴らしいリムを企画された。
またこのリムについてお話を伺いたいと思った。


色んなスポークを探すが、
やはりnjsのエアロスポークは美しい。
しかし、長さが合わない。そこで星工業のシモナカさんに打診して、
専用のスポークを製作していただく。


巨匠に「ちょっとハンドルが遠い」と伝えると『じゃぁ浅曲がりのハンドルを買え』
と忠告されるものの、実はそこまで遠くも無いので(笑)、
握りなれた深曲がりを買ってしまった。
ついでに、58℃角のnjsステムも買ってしまう。

しかし、どうしても黒色にしたい。

塗装、アルマイト等、
散々調べ、工場に打診し、ようやく和田電研さんに以来する。
P1110784.jpg

サドルや他のパーツは、家にある物を使える様にメンテしながら、
依頼した物の到着を待つ。


そして、



ついに待ち焦がれたパーツが揃う。



NAGASAWA編、再びスタートします。




Vertex track racer chain

個人的に、最も信頼性のあるチェーン。 
深いネイビー、ルックス、強度、そしてnjsチェーンの中では一番安い。
自分的には完璧です。
P1110894.jpg 
ちなみにこのネイビーはデュラエースのネイビーに合わせてるらしいですね。

で、新品は保護用オイル漬になってるのでヌッルヌル。 
RIMG0003.jpg
これを一旦、脱脂します。 袋に戻し、袋の中をクリーナー液で満たして揉め、
某チャリ屋の店長に言われたようにやります。 
RIMG0008.jpg
コレを数回繰り返し、 キッチンペーパーでふき取る。 
 乾いたらコレを注油します。 
P1110896.jpg
 1コマずつ、丁寧に。 
P1110900.jpg 
で、完成。 
P1110907.jpg
例によって、見た目はあんまりかわりませんが(笑)、 
プレート部の表面のヌルヌルが無くなってるのは分かりますでしょうか。 

この一連の工程は必要ないと言えばないのですが、 
やらないと件のヌルヌルが走行中のゴミや埃を吸着してしまい、 
本来の能力を発揮出来ないだけでなくチェーンの寿命を縮めます。 

ってか、なにより汚い(笑)。

しかし、 大手のシマノではあまりこの作業は推奨していません。 
チェーン内部のグリス(一度取れたら外からは注油し難い)まで洗浄されるので、 軽く拭く程度にして欲しいとの事。 

とはいえ、

最初のヌルヌルが嫌過ぎて、つい洗浄してしまうワタクシ。 

いや、むしろBOREDのオイルを信じまくってるワタクシです。

このオイルに関しては、またいづれ書きたいと思います。

チェーン引き

 巨匠曰く、

リアタイヤ組み付け時にセンターが出ないのは、
チェーン引きを付けてないから。
エンド金具も変形するし、必ずチェーン引きは付けなさい。

との事。

エンド幅はキッチリ123mm。3mmはチェーン引きを入れる幅なので、
ナシでセンターを出そうとするとその3mmの為に中々センターが出ず、
結果ハブナットをガンガンに締めて、エンドは曲がるわタイヤは擦れるわ、
って話です。

しかし、実は自分は以前からチェーン引き大好きで(笑)、
MKSのロストワックス(4000円くらいする)を持っています。

が、車体から外すと、エンドの錆が中にうつって・・・
P1110867.jpg

ぎゃー!、赤い!

4千円ダイナシ!


その辺のママチャリ屋で売ってる市販の錆取り剤で磨きます。
P1110868.jpg
するとコレが、
P1110869.jpg
こうなりました。
P1110870.jpg

錆取り剤に界面活性剤も入ってるみたいで、表面もキレイになりました。
安いのに優秀なケミカルです。

上が磨き終わり。
P1110871.jpg


中性洗剤で洗って、クロスで水分をしっかりとると、
P1110874.jpg
ピカピカになりました。

巨匠に、
『チェーン引きあるか?』と聞かれ、
あ、MKSのヤツ持ってますよ!とコレを見せようとすると、

ほう、と驚き、関心したかと思うと、
軽く顔をしかめて『あ〜、あのメンドクサ〜イやつな(笑)』と仰ってました。

で、『まぁ、記念にモッテけ』と、

njs刻印入りのチェーン引きを2セット、じゃらっ、とくれました。

実はコレ、
エンドの当たり面をキッチリ1.5mmに削り合わせた、
巨匠のチューンド品。

とにかく頭が下がります。



普通のチェーン引きは数百円ですので、
付けてないなら付けた方が良いですね。


フレーム完成。

土曜の夕方、
近所のプチシュークリームを手土産に巨匠のもとへ。

組み付けパーツあれば持参して、とメールを頂いたが、
車輪がギリギリ間に合わず、他のパーツを抱えて出発。


到着して早速、似たような突っ込み事故フレームを見せられ、

『(仲間が居て)嬉しいやろ?』とニヤッといやみを言われる(笑)。

…ほんますいません…。


巨匠は『いったい誰から俺の好物を聞いたんだ(笑)』と
プチシューを口に放り込んで、
おもむろにボール紙に包まれたフレームを頭上から下ろす。

大変だったぞ、と、ひとりごちながら、
ボール紙の養生のままフレームをメンテ台にセットし、
今回の変更点や修理内容を説明してくれた。

話には聞いていたが、
もう修理ってより、全部とっかえの新車。

むしろ、新車より精度が出てるとか。

コレに乗るのがどこぞのボンクラだと知っていながら、
自分の仕事は絶対に手を抜かない。

『車輪があればポジションも出してやったのになぁ』と巨匠。

じゃ、コレ付けるか、とクランクを取り付けるが、
初めて見る工程。

『な?こうやってチェーンリングの振れが少ないトコを…』

次はサドルを掴み、

『ブルックスか、懐かしいな。もっともっと裏に油塗れ。まぁ・・バンドで
留めてるとこまでは正解だな』

巨匠も昔好きだったそうで、鋲の打ち替えまでやったそうな。

へー、そんな加工してくれるトコあるんですね、と言うと、

『ばっか、自分でやるんだよ!』と。

・・・頭は下がりっぱなしです。

シートポストの入りが気に入らなかったらしく、
その場でフレームを加工。
P1110878.jpg
万力にドリルをかまし、そこにシートチューブを突っ込んで、
大胆にグルングルンとまわし始めます。

巨匠!男らしい!


そうこうして、浅曲がりの忠告を無視して深曲がりのハンドル持ってきた事を
注意されながらも(笑)、

『また、セッティング出しにおいで。』

と言って下さった。



シャッターをくぐり、駐車場へ向かう。

ここに来る事が出来て、本当に良かったと思いながらも、

ひどく自分が場違いな所に居た気がした。

これでもう、当分は巨匠に会えない気がした。

なんとなく、そんな寂しさを感じながら、

工房を後にした。
P1110883.jpg




車輪組み

車輪の製作は、
またYHO君にお願いします。
yho.JPG
彼は車輪組みにはコダワリがあり、
なかなかに粋で丁寧な仕事をしてくれます。

例えば、バルブ穴を覗くとハブのロゴが見える位置になってるとか…。

まぁ、そんなトコ覗く事なんてナイんですが(笑)、
こうゆうちょっとした拘りが嬉しいモンです。

しかし、
そんな『ちょっと』の積み重ねが雰囲気となって滲み出るんじゃないかと思うわけですが。


それはそうと、
車輪組に時間がかかったのには理由がありまして、
例のエアロスポークが細すぎて、
極力スポークのメッキに傷付けない様にするのは、
専用の器具を製作する必要があったそうです。

そしてコレが、オーシャンマネージャー、カワモトさん製作のワンオフ品。
P1110980.jpg

そしてそれを使って振れ取りするヨウ君。
髪の毛一本振れないくらいの高精度で仕上げてくれました。
P1110985.jpg

仕上げに、気合でタイヤ入れてくれたイクジ君

オーシャン総出でこのホイールを組んでくれました。
ホンマに感謝感激。

リアルでゴメンって感じですよ。

そうこうしてるウチに、やっと出来上がりました。
P1110987.jpg

イケる!ワイン一本は余裕でイケる!

低リムホイールでこの高級感は中々です。

手に取るとめちゃくちゃ軽い気がします。

気になったので重さを量ってみると、
今回のこの前輪、905g。

普段使いのホイールとしてはかなり軽い方でしょうか。

ちなみに、
カンパのPISTAは995gなので、

個人的には十二分に軽いと思います。


ちなみにこのボックスリム、
相当精度が高いらしく、
「お約束」の繋ぎ目の振れが全く出ないそうです。

価格からすると、かなりお買い得だとか。
精度が雰囲気になってる好例ですね。

チューン費用や組賃を入れても、そんなに高いホイールではナイんですが、

自分的に、
価格以上の価値を勝手に感じています。

MKS CUSTOM NUEVO

脚力が駆動力として路面に伝わるまで、
3つの回転軸(ペダル軸、BB、後輪ハブ)を経由するワケですが、

その中で最初に原動力の100%を受け止める回転軸はペダル軸で、

仮に、ココの回転抵抗が高ければ原動力はペダルで殺され、
ゼロならばBBまで原動力は100%伝わる理屈。

そんなワケで、

最初に入力されるペダルの回転は、
3軸中、
最も体感しやすい回転で、

チューンの効果も高いのでは、


ってゆう、俺の妄想(笑)。

そんな中、

驚きの回転を見せるのは、やはりカスタムヌーボ。 (ペダル交換考えてる人にお勧めです。)


しかし、ほったらかしだったので、
ずいぶん汚れ、プレートは変色してます。


で、とりあえずバラして磨きます。

この曇りを、コンパウンド二種(細、極細)で磨き、
ネバダルで仕上げると…

まあまあピカピカに。

元々鏡面仕上げのペダルなので、
鬼の形相で磨かなくても、十分な仕上がりかと。

プレートは新品に交換するか検討中ですが…

使い込んだストラップがイイ感じなので、
合わせてこのままでも良いかな…と(笑)。


あ、
肝心のベアリングは、
シールドなので手付けずで(笑)。



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