2016関西CX #10 堺戦

堺の風は今日も冷たい。
そのうねる様な向かい風の中を、
僕は3人編成でトレインを組んで走っていた。

見ず知らずの2人ではあるが、
バイクがCX車なので間違い無く会場に向かう自走組だろうと、
一緒させてもらう。

早朝、ヨッシャンから
『クルマウゴカズ、モッツジソウセヨ』
との連絡を受け、アップがてら会場に向かってるワケだが、
このトレインまあまあ強度高いやん…

会場手前で軽快にクラクションが鳴り、
ヨッシャンは友達夫婦の車で僕を追い抜く。
『もっつさんずっと引かされてたんですか?』いや、最後少し引かせてもらっただけだから、問題ないよ、脚は十分残ってるし、と、

ヨッシャンが持って来てくれたホイールに交換する。
リアタイヤはほぼ新品で、コーナーを寝かすとまるでノブに乗ってる様な乗り味。慣れないがグリップはしそうだ。

スタートグリッドでは、
皆んな、今日はタイヤ大丈夫?ギア比イケてる?(笑)と冷やかされつつ、

集団半ばからのスタート。

ヨッシャンの『決め打ちでアウト、アウトで行って前出ましょう』と言うオーダー通りにアウトから被せるが思った程前に出れず、ナイトーさんと抜きつ抜かれつ、1周目の砂場で顔着して一気に引き離されて、ハンドルが曲がってしまう。

今日の堺はドライで、コースも砂場を除いてイージー。
こういうコースはスピードが乗るので、1度のミスで取り返しがつかない程順位が落ちる事がある。

ハンドルの事は忘れるよう脳に刷込み、
そこからは慎重に、
ラインを確かめながら、後は踏み続けるのみ。

林道を抜けすぐのクランクで、スリップしたヤギさんをパスする。

その向こうに、ナイトーさん。
タレてるのかな?スピード感がない。
追い付けるか…?

しかし、これが中々距離が詰まらなくて、高速コーナーでもう一つ踏んで行けない自分に心中に舌打ちをする、

その時。
背後にプレッシャー。

応援の声が、それがヤギさんであると教える。
苦手な高速コーナーで一気に前に出られてしまう!

くそっ、
『もっつさん、後ろもう来てるで』
と言い残して僕をパスし、
スラロームに入るヤギさん。

…後ろより、今はヤギさんに奪われた順位を取り返す事だ。

ここしばらくコーナーリングの練習ばかりしていたので、
スラロームで追い付けた。

立ち上がり勝負を繰り返すが、
詰まって、ついブレーキを握ってしまい、一寸、脱出が遅れる。

やってもうたっ!

ここをすかさずもう一台抜きに来て、ヤギさんとの間に一台。そこに背後から『マスター先頭でーす、開けてー』とマスターの人に道を譲ったので、実質2台割り込まれてしまう。


これはもう絶望的、
現在最終回半ばを過ぎ、
2台差を埋めるのは…


いや、諦めたら終わり、
砂場前の直線、ココしかない。

そこに入るまでにとりあえず一台抜き、
前は、ヤギさん、
その前はマスターの先頭。

…悪いけど(特にマスターの人)、
まとめて抜かせてもらいます!

そこで抜いたら、後は砂場。
乗って行くと頭がクラクラする程ダメージがあったので、最終回はおとなしく降りて走る!

すると、
前方に3台パックが見えた。
追い付けるか〜〜っ!


結局、そのパックの先頭と4秒差でゴール。1秒の距離は思ったより長かった。


19位。悔しい。
決して悪くはなかったハズだ。
こんなモンなんだろうか。

失意の中、C1のヤンボーが『モッツさん、今日良かったですね。』と褒めてくれて、なんだか救われた気がした。

そう、

まだ、
自分がヤッテナイ事が山ほどある。
なんとかモチベーションへと繋げる事が出来そうだ。

ヨッシャンは、
フルちゃんをはじめ、ライバルの多いレースで好スタートするも、抜きつ抜かれつを繰り返し順位を落としてしまうが、前回よりも着実に順位を上げゴール。

関西CXは次の桂川で千秋楽。

ヨッシャンとの反省会の中、
やっぱ、さぬきCXエントリーしてうどん食いたいよなぁ〜
という事で、
残り2戦、頑張りたいと思います。


C3
もっつ ?19/55位

C4A
ヨッシャン 28/57位



2016関西CX #9希望が丘

レース前夜。
自転車の整備を終らせ確認の為試乗すると、非常に調子が良い。

ついハシャいで、段差の乗り降りして遊んでいて、うっかりリム打ちしてTLタイヤをパンクさせてしまった。

中からシーラントが出て来てる。
もしかしたら、朝には治ってるかも知れない、と朝を迎えたが、
結局ビードは上がらず、会場までそのまま持っていって、コンプレッサーがあれば借りて試そうと。

だけど、一応予備のホイールも持って行こう。
16tのコグが付いてて、反対側には重りとして厚歯の23tが付いてるトレーニング用の激重ホイールだけど、出走出来ないよりましだ。

迎えに来てくれたヨッシャンの車のリアバンパーにホイールを立て掛けて、
自転車を取りに行くと、バックのコール音が鳴った。

ヤバい、
ヨッシャン!今バックしたら!

ガシャ!

メキッ!

あ。

見ると、
ホイールの上にランクルのタイヤが乗り上がっていた。

ヨッシャンは謝ってたけど、断りもせずホイールを置いた僕の不注意だし、
さすがにふれまくってるけど、
何よりパンクもせず、ちゃんと回る。

会場に着くと思いの外時間が無くて、
今からビードを上げてるくらいなら、予備のホイールに換装した方が早い。

38×16。ギア比2.37。
舗装路では軽め、
ダートでは重めのギア。

慌てて試走して、
坂はほぼ登れない事が判明(笑)。

何よりリム幅が変わってまるでブレーキが効かない。

また慌てて出走2分前のコールの中、六角レンチでワイヤーを調整。

顔を上げると同じくして、
ピストルが弾けた。
もちろん最後尾スタートだ。

久々の最後尾、
一つ目の登り返しで大渋滞に。
やっぱスタート位置大事やな、と思う。

集団のスピードが上がらないので、
ツーリング気分でしばらく行くか。
むしろ、溜めておいて、周りがへばったトコで勝負をかける作戦。

この状況だ、
20位以内なら御の字だろう。




しかし皆んな乗ってく所で降りる僕は、
非常に迷惑な動く障害物となって、
登りの出口あたりで後方集団を散々苦しめる。

さすがに遠慮してちょっと譲ったりすると、追い付いても抜き所が少ないコース。
こうして順調に順位を下げ、
結局スタート位置より4人程前の44位。

でも、レース後しっかり足はプルプルしてたので、どうやら頑張ったらしいが、
結果はついてこなかった。
あの作戦、なんやったんや…


C4A出走のヨッシャンも、
出し切った感はあったものの思った様に走れなくて、
この日は悔しそうだった。


帰り。
シーラントが垂れて車内を汚したくないから、キャリアにホイール付けていい?と聞くと、ヨッシャンが上手い事付けてくれて、

二台の自転車とホイールをキャリアに乗っけてラーメン屋に寄り、
駐車場にバックして入れてると、
これまた上手い具合にガードとホイールが接触。

慌てて見に行くと、キャリアのプラ部が当たっただけで、大丈夫そうだ。

よかった、さ、ラーメン食おうか。

『あっ。もっつさん、これ…』

よく見るとプラ部に押されてリムが完全に潰れてる…

…何コレ…何の呪い…

こうしてマトモなホイールを全て失って始まるモッツのCX2016。

皆様、今年もよろしくお願いします。

はやく厄祓い行かないと(本厄)。


C3
モッツ 45/49位

C4A
ヨッシャン 29/45位















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