盗難について考える9


盗難情報がタイムライン等に
ガンガン上がってくる季節になりました。
が、

盗られる方も悪いって話はいかにも残酷。

そんな傷に塩すり込む様な言い方せず、
ご友人が盗られちゃった時は、
『もう盗られない様にしようね』
と優しく抱きしめてあげて欲しいもんです。


…さて、



問題はどうやって盗られない様にするか、ですが、

基本は地球ロック(固定物に繋ぐ)。

もしタコ糸しか持ち合わせが無くても、
固定物にガッチリ括り付けてギュンギュンに固結びしとけは、
時間かけなきゃ刃物を持ってる人しか持って行けないんですねー。

でも、車輪とフレームを紐で縛ったとこで、まぁ普通に持っていけるので、

1万円のカギもちゃんと使わないとタコ糸以下って事です。


で、
鍵の堅牢性と重さは比例します。
なのでムチャクチャ重いカギでフレームを地球ロックしとけば、まぁとりあえず盗られにくい状態。車輪やサドルもワイヤーで繋げば、
追い剥ぎにあったみたいにフレームだけ残ってた、てのも比較的避けやすいと思います。

状況としては、例えば職場や有料駐輪場等、比較的長時間駐輪する場合に有効です。持ち運びに向かない重いカギは駐輪先に置いて使うのがベストです。

で、
ちょっと飯食いに、とか、買い物に、
くらいなら、
U字ロックが軽いワリに安心でお勧め。ただ、狙われると外され易いので、毎日同じ場所に長時間止めるのはお勧めしません。

あと地球ロックしにくいのが欠点かも。
よく見るのが前輪だけ地球ロック。
そして前輪だけ残してロックされてる悲しい画も何回か見ました…。

ジャージのポケットにも入らない事はないんですが、
わりとパンパンになり、
練習行くとバカにされますw。

しかし、
ジャージで練習に行くにも、
コンビニとか寄るワケですし、
カギなんか無くても店内から見えるし
大丈夫、
と言われてもカギが有ればやっぱり安心。

で、最近のお気に入りはこの
crops spider x。

ポケットにも、
手首に巻いてもサドル下に巻いても場所を取らず持ち運べ、
しかも伸びるので地球ロックも楽勝。

もちろん、強度は見た目通り、
ペンチで切れるそうです。

先の、タコ糸よりナンボかマシ、
って話ですが、
それこそ練習やロングライドする時に有れば、トイレも安心、
コンビニ前に座りこんで休憩しなくても、
店内から見える場所なら
席に着いて休憩可能です。

他のカギと併用すれば、
視覚的に防犯出来るとの噂も。



とりあえず、
カギは使い分ける事で自転車生活が一気に充実したモノになると思うのですが。

まぁ、
それでも無施錠で1日放ったらかしでも
持って行かれないって話もあるし、
もう、
そんな事言われたら何を信じて生きたらイイのか分かりませんけども。

それでもパクられちゃった友人を
責めたりしないで下さい。


明日は我が身。


良い自転車乗ってれば、
誰にいつ起こってもおかしくないんだ
と自分も注意したいと思います。










酒飲んでからの自転車本

このところ、

追い込んでからの酒飲みがてら読書、

ってルーティンワークがお気に入りで、
中でも、
自転車本の購入が最近続いたので、
何冊か紹介しようかと。

とにかくサックリ読めたのは、
土井雪広著書『敗北のない競技』

現役レーサー土井さんの脳内に
パイルダーオンして、
世界のロードレースをその目から観てる様な臨場感を、
サラッと読み易い文章で綴った自伝。

細かい感想は割愛しますが、
薬物、ドーピングについてもありのままに書いてある様子。

『お前らまだそんな古い薬を飲んでるのか』

みたいな言葉が当たり前に飛び交うプロトンは普通じゃないかもしれないけど、

以前読んだ『シークレットレース』の内容と重ねると、もはや、

『お前らまだスチールのフレームに乗ってるのか』

とカーボンフレームに乗ってるライダーに言われるのと、
同義な気もしないでない。

倫理観の問題である以上、
ドーピングは付いて回る問題なんでしょうね。

次は、

栗村修さんの
『かなりホンキのロードバイクトレーニング』

ハウツー本とか指南書の類いですが、
面白くて読み易い。

著者自身の過去の経験をもとに、
レースやトレーニングについても
説明されてるので、理解し易いです。

女子高生の下校時を走れ!とか。
モチベーション上げ方まで書いてます。

確かに、

ラファのジャージ着て、
イカしたソックス履いて、
誰も居ないIKEA周回練習に行く事は、

『カッコイイ俺になってモチベーション上げる』
って理由があったのだと、
今更気が付きました。

散々悩んだペダリングについても
分かり易く説明されていて、
中々酔える本。

『俺はこうだったけど、速い奴はこうだったし、実際、こーした方がいいよ』と
いった感じの書き方が、パイセン感あっていいです。


後、漫画も一冊。

『じこまん2』

以前紹介した、じこまんの2巻です。
ネタ尽きた感あるのはこのBlogと一緒ですが(笑)、
ロードバイクの楽しみ方を良くも悪くも
考えさせられる内容に。

道交法と現状のズレとかモラルとか、
そうゆう事にもヤンワリ触れていて、
酔いながらそれなりに考えさせられたり。

サイクリングロードで抜きつ抜かれつになった知らない人との『妙な感じ』の解決策とか、めっちゃ笑えましたけど。


とにかく、
紹介した作品は読みやすくて面白い。
その時点で書籍として既にKOM一個獲得してる様なもんです。

内容の好き嫌いはともかく、
自転車乗りなら目を通して損は無い
内容だと思います。




話は変わりますが

5月18日の日曜朝10時から、
難波はリバープレースで大きなフリーマーケットが開催され、
その中で小さなブースを出します。
不用品も出しますが、
visvimのスニーカーや、ナイキ、
後、ピストパーツ(グラコン完組セット2千円とか)も数点、
スケボーのパーツや新品の板等。
QUANTIZの新品も格安で出品予定。

Blog見ました、と言って貰えれば、
物によってはオマケします。

屋号はもちろん、

『MOTZ-FIXED』ですw






130kmライド 〜rapha鍋谷ライドに自走で参加しただけ〜




朝は、予定より30分早く目覚めた。



まるで遠足を心待ちにする少年の様だが、昨日の酒はしっかり残っていて、

少し気だるい。



が、折り込み済みで、

既にジャージのポケットに荷物も詰めてあり、

ヒゲ剃ったら羽織って旅立つだけだ。





130km走ると決めていた。





ストラバのチャレンジに乗っかて

とりあえず130kmを設定しただけで、

別段、走ったからとて何もない。

(希望者には完走記念ジャージを買う権利が与えられます)



おあつらえ向きに、

raphaのライドが河内長野で行われるので、

ライドのコースが50km、ウチから片道30km強、自走で参加すればちょっと足りないくらいだし、raphaのショップ辺りまでコーヒー飲みに行けば達成出来るだろうか。



荷物はiPhone、

最低限のパンク修理セットに、

補給食のパン。

後はカギとお金とカード。



これで十分だろう。



もう我慢出来ないといった様子で

休日の、朝日の中を走り出す。



まだ幹線道路の車は少なく、

歩道にも部活に向かう学生と、

早起きなおじいちゃんが時折居るぐらいだ。



タイヤの転がる音が気持ちいい。

ガーミンが右だ、南だと案内する。

消費カロリーを気にしつつ、

多めの補給を心掛け、

raphaライドの登坂に備える。



半ばを過ぎた頃、

自転車を乗せた車が横切る。



あの人達もライドに参加だったりするんだろうか。



ポケットからパンを一つ取り出し、

モシャモシャと頬張っては、

脚に負担をかけない様、走る。



信号待ちで、さっきの車に追いつき、

横を抜けようとするとマドが開き、



中からサングラスの男が二人、

携帯でパシャパシャ(笑)。



えっ、誰???



それがraphaのモトジさんとヒロくんだったと、後で知る。



集合場所にちょっと早く着いてしまった。

知らないサイクリスト達ばかりで、

軽く挨拶するも気まずく、



とりあえず

ロッテリアで独りハンバーガーを食って休憩。



腹パンで店を出れば、

KINFOLKの2人も到着していた。







『鍋谷峠』。



標高667m、某プロチームの練習コースになってる事でも有名で、

勾配は平均7.3%、

最大勾配は10%を超える。



加えて、『蔵王峠』。

こちらも標高561m。

平均勾配5.6%が、

ダラダラと続く峠道。



この二つがセットになってる。

グループライドとしてはハードな、

それでも、

景色を楽しむとすれば最高に気持ち良く、お洒落というか、



まさに『粋』と言う言葉の似合う、

raphaらしいライドだ。



先発グループを引率するヒロくんに、

KINFOLKチーム、参加者の方々が続く。ざっと20名?もっとか?



少し速めのいいペースで飄々と牽く

ヒロくんの後ろに着いて、

ギョっとした。



ヒロくん、

こんなサイボーグみたいな脚してたっけ…。



普段あんなカジュアルやのに、

脱いだら凄い系のギャップやな…、

と後方でソウ君とヒソヒソ話しながら、

峠に入る。



『この橋からKOMの計測ありますよー。』



とヒロ君がおどけた調子で言うので、

コレはイかなノリ悪いヤツやな、

と思って、スプリントスタート。



前半の緩めの傾斜に騙されない。

ここで一気に加速をつけて登りきる!



なんてレベルの坂でなく、

急勾配になってからが、延々と続く。



もうサドルに腰を降ろす場所もないなぁ、とダンシング続けてると、

後続が数台追い付いてきた。



ペダルを押し込む様に回すが進まず、

ハンドルを左右に降る手のひらは、

グローブの中で赤く擦り切れてるのが分かる。



しかし、まるで古道の様に怪しく輝く路肩の景色と空気に、

折れそうな心は何度も持ち直す。



気が付くと、

ソウ君が後ろに追い付いてきた。

あの距離を詰めるとは、

流石、永遠のライバル…

とか思うまもなく、



ジリジリ離されて、彼の登頂を

100m程先に確認して、

自分も登りきる。



頂上で他の参加者の人達を待ち、

思いの外遅れてる最後尾を確認する為に

モトジさんがスーッと躊躇無く

この坂を降りて行く。



なんて粋なんだ…。



てか、やっぱraphaの人達はレベルが違うなあ、と思い知る。



さて、下りはブラインドコーナーも多いので、マイペースで行きましょう、



と走り出すが、人のペースに着いて行こうとした瞬間、思い出した様に恐怖がよぎり、それが死神の手となり両肩を摑む。



あかん、曲がらん。



楽しいはずのワインディングが、

ただの恐ろしいジェットコースターになった。



麓まで下りると、ヨッシャンが、



『ガチガチで曲がれてない感じですね。もっとカッコつけて曲がったらイイんすよw』



なんて言うもんだから可笑しくなって、

急に肩の力が抜け、

なるほど、思う様に曲がり始めた。



二つ目の峠に差し掛かる頃には

本当に楽しくて仕方なく、

『この先は登り傾向で真っ直ぐなんで先に行きた人はどうぞ』

て案内と同じくして駆け上がり始める。



少し勾配が緩んだので

下ハンに持ち替え、



ペダルを回す。



息が弾む。



苦しいはずなのに、口もとが緩む。



俺はいつの間に、こんな、

ドMになってたんだろうと自嘲して、



グイグイ登る。



そして突然開ける絶景。

最高だ、と思う。



気が付くと独りになっていて、

山頂付近で先頭の集団を待ち合流するも、

後続グループとは合流出来ないまま、

下山する事になった。



先頭はraphaのスタッフの方が牽いてくれて安心。その後ろに10台弱のトレインを形成する。



路面がやたらと悪い下りでパンクする人も居たけど(後続含め数名パンクした)、

非日常を感じる山道に、

もう恐怖も疲れも忘れていた。



山を出て大きな一般道に入れば、

トレインは加速。

流石にしっかりスリップに入らないと

このギア比でトレインに着いてくのは結構キツイ。



あっとゆうまに50kmのコースを走り終わっていた。



駅で皆と合流し、

raphaライドは解散。



緻密に計算されたコースは信号も交通量も少なく、

何より古道を散策してるような景色に酔いしれる、本当に素晴らしいライドだった。



しっかり苦しいし。



その後、

KINFOLKの三人は王将で

ギョーザ&炒飯とゆう

質素で高カロリーな飯を食うが、

まだ後50km近く走るので問題無い。



車で来てたヨッシャンに

『乗って行きましょうよ』

と誘われるが、

こんなに沢山自転車乗れる日は中々無いので、自走で行くわ、と断わり、

ムーブメントでとりあえず落ち合う約束をする。



途中、幹線道路のアンダーパス。

車の流れが止まる。



まだまだ元気だ、限界まで回してみよう。



ケイデンス計をチラ見すると、

150、155、



160を超えて、さすがに維持が辛くなった頃、地上に上がる。



このままウチに着けば、120kmか、

少し足らんし、

ヨッシャンも

渋滞で少し遅くなるだろうと、

坂を見付けては登ってみたり、

道の駅に寄ってはすぐ出て来たりと、



余裕かましてるウチに右膝に異変。



なんか痛いなー、



と思ったらどんどん痛みが増して、

ペダルが踏めない程の激痛に。



膝のどこをマッサージしても

一向に収まらず、

まさかと思って太ももの裏をトップチューブにゴリゴリ擦り付けると、

マシになった。





ハムストリングだ。





サドルが高いのか、

アンクリンクしてたのか、いや、

アンダーパスで調子んのったアレか…(−_−;)。



大阪市に差し掛かった頃にはママチャリ並みに速度が落ち、

膝を庇ってムーブメントに到着。



遅くなってゴメン、膝やってもうたわ…。





その後、ウチの近所にBIOTOPてなんか洒落たコーヒー飲めるトコ出来たし、

そこでまた落ち合おか、



と、ノロノロ走り出す。



少し休んで回復したけど、

130kmまで後10km。

でももうウチに着くので、

ヨッシャンが来るまで近所をグルグル…



2km程で、アカン、もうお膝が限界…



ついにガーミンのストップボタンを押し、

ライド終了。



コーヒーを飲みながらヨッシャンに、

raphaライドがバラけたのは、

モッツさんが独りでガツガツ走るからですよ!グループライドなんやから

回り見ないと…。



と言われ、あ。と、反省。



すいませんでした。



後からストラバにアップロードした

ログを見たら、127km走った事になってる…



後3kmかよ!

チョットこのジャージ欲しかったのに!



…。まぁ、調子こいたバツやなぁ。



それにしても、

堪能できた。



独りで走っても、複数で走っても、

自転車は素晴らしい。



日焼けに滲みるシャワーの痛みが、

充実した1日を物語っていた。





走行距離127km
獲得標高1646m
消費カロリー3078kcal

| 1/1PAGES |

calendar

S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< May 2014 >>
QUANTIZE SALE.jpg

ピストのブログが沢山!

楽天

twitter

flickr

www.flickr.com
This is a Flickr badge showing public photos and videos from sampedoro55. Make your own badge here.

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM