日々の練習

仕事あがりでも、
日の沈む前の夕暮れでも、

家族が寝静まった夜、もしくは、
誰よりも早く家を出る朝。

ジャージに袖を通し、
クリートを嵌める。


真っ直ぐ向かうのは、

千本松大橋。

両端が二段螺旋状である事から、
通称「メガネ橋」と呼ばれている。

全力で駆け上がり、

当てブレーキもほぼ使わずに
駆け下りる。

通行車両に気をつけ、
路面状況を注視しながら、

度々「嫌な予感」にキモを冷やし、
それを振り払う様に、

タイミングよく青信号に飛び込む。


その先に、いつもの練習場所がある。

ホットドッグを並列に並べた様な、
8の字を描くコース。

海に面したこの場所は、
縦横無尽に風が舞い、

ド平坦の筈が、時にとてつもない坂でも
登ってるかのような、
強力な向かい風になったりする。

以前、テースケさんに教えてもらった練習法で、
その毎回の内容をログとメモに残す。


今日は、あの日の記録を超える。


練習に行く度に手を替え品を替え、
以前の自分を越えようと試みるが、

そう上手くはいかない。

時には強風が、雨が、
交通状況だってある。

ナイトーさんが言っていた。

「他の交通車両にイライラする程、
自分をコントロール出来なくなる状況はダメだ」

自分を乗りこなし、
自転車を乗りこなそうとする。


心拍は190を超えた。

ペダルは重く、

誰も見ていないこの場所で

独り、はあはあと。

もうこのセットで終わろうか。

自問して、

いや、あと1セットやろ、やらんと。


苦しいのは間違いない。

なのに何が楽しいのか。

まだ幼い子を持つ自分には、
楽しいロングライドもそうそう出来ない。

その代わりのつもりで、近場で走ってみても、

代わりじゃないと気が付く。

やはり自転車は楽しい。

日々の何某を忘却の果てへ。

無心にペダルを廻し、風を切り、

最後のコーヒーを楽しむ。


携帯でログを眺めつつ、
とんでもないナルシストだと自嘲する。


社会の序列でも、
電車に乗っても、
スーパーに買い物に行っても、

謙虚に生きる事を余儀なくされた大人だ。

自分を好きになれる瞬間が必要だ。


自分を愛せなければ人は愛せない、と、
何かで読んだような気もする。

そうかもしれないな、と

ライトを点ける。

今日も十分頑張ったと思えば、

早く帰ってチビ助を抱きしめたい、
そんな衝動に駆られて、

家路を急いだ。















KINFOLK LOUNGE

特に変化のない日常であれば、
数少ない出張も少しは息抜きになるかもしれないと早朝に都心へ飛び、

やはり仕事である以上、
どこに行っても
職場の自分を越えられないと
思い知った夜。


まぁ、あたりまえか。


と、携帯片手に駅から駅へ。

それでも、品川から中目黒はそう
離れてなくて、
雨に濡れ、
妖しく光る見知らぬ夜の路地を歩く。

旧家屋をリノベーションした、
最近では良くみるタイプのカフェが、
ぼんやりとした灯りで暗がりの路地に
現れる。

建物横に、その2階へ上がる
昭和臭漂う鉄製の階段。

入口には、木製のエンブレム。

「KINFOLK LOUNGE」

まるで、御伽の国の入口。
それは一瞬、
「大人」を捨てられない者を拒む様な、
一種の敷居の高さを思わせる。

が、
あたりまえの様に鉄の手摺を掴んで、
二階へ。

ガラスの引き戸、木製の扉、
何処から入れば良いのか。

実は、
何処からでも入れる。

カウンターには、
ミッキと名乗る褐色の肌の男性。
そして見慣れた顔、
スギさんがギターを持って
座っていた。

ミッキの隣に座り、
自己紹介するも、英語がダメな俺は
適当にハハハ、とやって、
ドライフルーツを摘まむが、
コレが美味い。

産地に拘るスギさんらしく、
アメリカ産のドライフルーツ。
他のナッツやスナックは日本製。

梅干し海外で作っても偽物。ドライフルーツはやっぱ海外すよね、
なんて知ったかぶって、
俺はスギさんの作るジントニックに舌鼓を打つ。


〜〜〜っ!、美味いっ!


ニッキが帰り、店内を見渡す。

実は、昨年閉店したこのラウンジをスギさんがまた復活させたと言うことで、
結局1度も来る事が出来なかった俺には嬉しい再始動だった。

しかも、大好きなパイセン的友人、KINFOLKのメンバーであり、bluthのスギさんがやってるって事で、何がなんでもお邪魔したかったのが本音だ。

ヨッシャンといいスギさんといい、
KINFOLKってのはホンマに面白い人揃いで目を見張る。

まさに御伽の世界、
ふしぎの国の住人だ。

そこで、
ウィスキーベースのカクテルを頂く。
「コレが売りのカクテルだね」
とスギさんが軽く振る、

そのカクテルは、ウィスキーを思わせないフワリとした甘さの中に、大人の香りが漂う。

そんな味だった。

黒無花果のドライフルーツを齧れば、
まさに夢見心地。


「bluthは、解ってくれる人の範囲でやれてるから、今が良い感じ」

そうゆうスギさんの感覚はやっぱカッコええな。

すっかり、気分は良くなっていた。

きっと、
自転車やスケートを通じて知り合う仲間は未だに大人になりきれない人ばかりで、

今の苦悩の果てには、
きっと
美しい未来があるんじゃないだろうか、と、希望を見せてくれる。

分からない、けど、
店を後にして、

そんな希望の中で生きてる、
絵描きの友人宅へ向かった。






メモリアルシクロクロス2014 淡路島戦

東北大震災のチャリティイベント、
メモリアルシクロクロス。

今年は同じ震災を経験した淡路島より開催提供のお話があり、共に震災を忘れない地として淡路島での開催となったそうです。


大阪から車で1時間くらいの好アクセスな淡路島は、
とにかく食物、牛、魚介、タマネギと、
めちゃくちゃ美味いもんだらけで、
くわえて自然も豊かで観光も楽しめる島。

せっかくなので、
前日から嫁と子供とチャリをギュンギュンに車に詰め込んで、
淡路島観光。

1歳児の息子には牧場だけでも充分刺激的だった模様。
海鮮食って、家族温泉付きのキッズペンションに宿泊。

まったり気分でレースに挑む。

翌朝は、快晴。

会場の淡路国立公園に着くと、
既に60分個人耐久戦が始まっている。

今回自分は120分チーム耐久戦と、
1周をハンデ付きクラスレスで競うスプリントに出る。

チームは、SKRKはオグさん独りだけなのでKINFOLKと合併、名付けて

「SKRKINFOLK」

にて出走。シャカリキンフォークね。

頑張りましょう、と意気込むオグさん。
どっこいKINFOLKときたら、
家族旅行気分でほわんとした俺、
ソウ君は、
モッツさんが独りでいっぱい走って下さいよー、とヤる気なさげで
ヨッシャンは仕事でDNS。
と、
本当に申し訳ない。

独り3周くらいでとりあえず
交代しましょーか、
と、第1走者は何故か俺。

チーム戦もクラスレスで、
後方にぎりぎり並んで、あー、ミスったな、と思う間もなくスタート。


案の定、のっけから渋滞、
抜きどころの少ないコースだが、よっこらよっこら前へ出て13位くらいまで上がったらしい。
その辺りでオグさんに交代。

オグさんも1走目は様子見な風。
とはいえ、流石に順位は落とさず、
2走目は、目に見えて速い。
ハアハア言いながら帰って来て、
多分ここで順位上がった?
ソウ君に繋ぐ。
最終回もソウ君が走り、
彼らしくソツなくゴール。

気が付けば10位!
チーム662は3位で表彰台とか凄いなー!
でも、ボク10位で満足です。
オグさん、ソウ君ありがとう。

とか思ってたら、タグチさんに
「交代多すぎやわw」と怒られた。
すいません…。

短いながらも、
グッと登って、斜面をゆるゆる降りてくる感じのコースは、
路面はイノシシが掘りまくってボコボコ、走るだけでも振動が楽しい。

で、

新競技のスプリントが始まる。
これが手の込んだ内容で、
シーズンの成績とクラスを元に時間差スタートのハンデを付ける。
なので、
C4の選手がC1の選手に勝つなんて番狂わせが起こる事も。

出走ハンデについては関西シクロが
ちゃんとしてくれていて、
3グループに分かれ、
俺は2グループ目、
トップから20秒遅れでスタート。

第1グループで1位で帰って来たのがなんと
コッシー!!

すげーぞっ!

で、俺も出走、なんとか2位。

ゴール直後は何故か同走した人達と
ハイタッチw

ここでまあまあ満足だけど、
まだ決勝がある。

決勝はコッシーと同じグループ。
念願のSSCX対決実現やなー、
とか思いながらスタートグリッド二列目へ。

1列目にはコッシー。

どうやら主催側が20秒はやり過ぎとなったらしく、15秒ハンデに変更。

ここでMCガラパ様が、
「えっ!凄い!シングル?!」
とコッシーに食い付く。

コッシーもすかさず後ろの方もですよ、
と、俺を紹介してくれて、

この人がSSの師匠なんすよ!

なんて言ってくれるもんだから、
これは気持ちに応えてなんとか追いつかなけりゃなと、

コッシー、適当なトコロで待っててなw

と後ろから声をかける。

「いや、いま冗談返せる感じじゃないんで…」

…めっちゃ集中してるやん!



今シーズン最後の関クロの音楽が流れ、
まずコッシーが走る。

おーっ、1番で登ってったなぁ、

で15秒後、俺もスタート。

なんでしょうね、

あんまりにも面白いコースで走り慣れて変なテンションになった俺は、

ヒャッハー!

てな感じでなんか叫びながら
トップで飛び出す。

で、登り中に

かぽっ

何故かクリート外れる。

あぁ、カッコ悪っ、
あたふたキャッチした時は2、3台抜かれ、コッシーは?
と探すと、
折り返して走ってくる。

15秒てこんなに離れてるん?!
いや、彼が速いんやろーな、

せっせと追うが、同走の人達と抜きつ抜かれつゴール。
で、8位。

バンク走った後みたいに
ヘタリ込んだコッシーはなんと1位!
すげー!

ま、とにかくまた皆ハイタッチw。
なんやろう、この一体感…。
後ろからハイクラスの人達が追ってくる
このスプリント競技、

ちょっと子供の頃の鬼ゴッコとか
あんな遊びにも似た感覚で、
同じクラスの人が「わーっ、もう(速いクラスの人達が)来たー!」
とか叫べば思わすニヤニヤしながら、
ひゃーっ、と必死で逃げる、
そんな感じ。

面白かったー。


レースが終わった途端、
躁鬱患者みたいにガクンと落ちた俺は、
黙々とチャリをバラし、
やっと昼寝始めた息子を起さない様に車を出す。

せっかくギリギリ間に合ったヨッシャンとお茶でもしたかったなー、
と思ったけど、

彼は彼で淡路グルメを
堪能して帰った様だ。

本当に、

楽しかったし、面白かった。

それがどれ程大切なのかを、
メモリアルクロスは教えてくれる。


生きてさえいれば、
楽しい事、楽しい仲間、
共に過ごせる時間もきっとあり、

それこそが希望、
一縷の光となる。


もしも、

生きるのが辛くなるくらい
悲しいのなら、
そんな事は忘れていい。


楽しみや喜びを全身で感じる事。
それを忘れないでほしい。

ルームミラーに映る息子の寝顔に
そう願い、

アクセルを踏んだ。


KINFOLK 箕面ライド

箕面行きの電車はいかにも観光向けで、
軽く走りに行くだけの輪行が、
小旅行な気分にさせてくれる。

駅に着き、
改札を出てすぐ、
ぐあっと臨む山々。
トレイルランの集団や、
ロード乗り達。

ヨッシャン、中々いい選択やで。

少し肌寒いが風は少ない。
気持ち良いライドになるだろう。

自転車を組んで二人を待つ。
ギア比は2.62。ロード用のタイヤで、
舗装路仕様にしたKINFOLK。

程なく、ヨッシャンとソウ君が到着。
二人はCXのスリックタイヤ仕様で挑む。

コースは、ラファライドのデータを
ガーミンにインストールして来たものの、ガーミンでは矢印しか表示されないので、

まぁ、間違いながらのんびり行こうや、
と出発。


いきなり、急勾配の登りでスタート。
でもグループライドの出発は、
いつも自分達が特別な何かにでもなったような、妙な昂揚感に包まれる。

その勢いでグイグイ登る。
当然だけど登ればそれなりに
標高を獲得して、
街の景色が一望出来る場所なら、
自分の力で
その絶景を捉えた様な感覚になる。
それもヒルクライムの
魅力の一つだろう。

そして登れば当然、降り。

降りはよく、
登りのご褒美とか言われるが、
それなりの標高があればかなり怖い。
登りでジットリ滲んだ汗は冷え、
体温の低下とビビる気持ちで震えがくる。

自分はムダにブレーキを掛けてしまうが、
降りのヨッシャンは、速い。

登りは日頃のトレーニングの成果が
妙実に現れるが、
降りはまさに度胸とセンス、
と言えるだろう。

そんな感じで登り降りを繰り返し、
ふとヨッシャンが止まる。

「ちょっと道逸れたぽいですねー」

うん、じゃあコッチ?行ってみる?

と適当に山中に進む道へ行くと、
アスファルトが途切れ、
林道になってる。

二人はCXタイヤなのでそのまま進むし、まぁ、ロードタイヤとはいえ、
俺のもCXマシン、と続いて林道に入る。

気持ち良く走れる道は直ぐ途切れ、
途中から登山道に。
担いで上がって、
降りも担いで歩いたが、
ヨッシャンはちょいちょい
乗っては降りて、て感じで楽しそう。
俺もCXタイヤでくりゃ良かった。

そんな寄り道もあって然り。

本道に戻ってきて、
また走り出す。

箕面の、特にこのコースは
楽しい。

登ったと思えばすぐに降り、が続く。
山頂が見える度に振り返り、
そう君に「KOMやでKOM!」
と無邪気にスプリントを促す。

そうこうしてるウチに、
もう二時間も走りっぱなしだと気が付いて、
飯屋を探す。

そば屋の看板に期待して坂を登ると廃屋が…。
きっと昔はそば屋だったんだろうねぇ…

切なげになだらかな坂を降ると、
「卵かけご飯の店」の看板!

絶対ここやろ!
なだれ込む様に入り定食を頼む。

卵は食べ放題て事で
「卵1日1個はウソって説、あるよな」
「それ、イカガのトイレに書いてあったやつでしょ?w」
「よー憶えてるなw」
とやりながら、
やたら硬いカラを割り、
器に黄身が二つ、
ぶるんぶるんと滑り込む。

そいつを箸でカチャカチャ混ぜて、
ご飯にぶっ掛け、卵かけご飯用醤油を
少し垂らして、

ずるずるかきこむ。

あ、甘い!

卵、あまっ!

しっかりとしたコクと甘さが
フワリと口内に広がり、
飯粒と合間って流れ込む。

ご飯も食べ放題やったら、
絶対デブんなるな、これ。

山中でこんなグルメに遭遇して
テンションも上がる3人。

後、小一時間ほどか。
なだらかな下り、
延々走ると、左脇に登り道。

ヨッシャン、まさか、
ここ左?

ガーミンは登りを示してる様で、
ここでクライマックスか、と
少しワクワクしてくる。

登り、頂上かと思えばまた登り。

軽ギアでクルクル廻して登るのが
最近の流行りらしいけど、
勾配次第ではソコソコ重めのギアで踏んだ方が進む気がするし、
そもそもギアは途中で変えれない俺。

グイグイ上がる感じが楽しくて、
ここは先行。

途中、トレックのジャージの人を抜くが、下りに入り抜かされる。

速いが危なげないので、
着いて行く。

こーゆーのはマナー違反なのかな?
でも挨拶するにも速くて前に出れないしな。

足が回りきってきた、
多分速度50kmは出てるだろう。

ちょっとしんどい、
と思うタイミングでソウ君が前に出て、
引いてくれる。

T字路の分岐でトレックとは別れたが、
いい感じで走れて楽しかった。

そこからは最初の登りを降ってゴール。
ヨッシャンが、コーナーミラーで集合写真を撮ろう、と言うけど、
俺はめんどくさいし、
この降りも楽しい。

「まぁ思い出に残しましょうよ」
って、事でしゃーなしで撮る。

眼前には大阪の街が拡がっていた。


…まぁ、記念写真も悪くないな。


無事降りきって、ヨッシャンが
「コーヒーでも飲みたいっすね」

いいねー。

駅前のパン屋でホイップクリームがたっぷり詰まった、チョコレートがけの菓子パンを、
淹れたての浅煎りコーヒーでやる。

あー…、美味い。

渇き凍える身体に、暖かく沁み渡る。

少し雑談して、
思いの他疲れてる事に気が付く。

走行66km、
獲得標高2391m。

3時間くらいだけど、
結構頑張ったなー、と笑う。

こうゆうライド企画は久しぶりだ。

IKEAや舞州の練習も楽しいけど、
やっぱりグループライドには
自転車の魅力が詰まってる。



ヨッシャンが、

楽しかった、
ちゃんと皆無事に帰れたし。

と呟いて、本当にそうだな、
とあらためて思った。



関西シクロクロス2013〜2014を振り返る、会。


大阪は駅ビルの「銀座屋」。

かのフジマッシュ営む立飲み屋で、
ハーチンと軽くひっかける。
土曜だと言うのに鮨詰めの店内から
弾き出される様に端っこで瓶ビールを飲む。


沁みるな、


でもこれから美味いモン食う
んやし、ツマミも軽めで。


今シーズン、昇格を決めた仲間達を
祝う祝賀会を、コッシーが企画してくれたので、
ハーチンと2人で芦屋の

本格イタリアンで昇格祝いとは
中々に洒落てる、
と俺も珍しくジャケットを羽織ってきた。

閑静な住宅街にあるその店は
洒落ていて、
でもそれらしく表には自転車ハンガー。
少し早めに着いたけど、
会場とは違う、少しお洒落な
いつもの顔ぶれが
扉の向こうに垣間見えた。


自分の戦績を思えば、
結果から言えば尻上がり。

関西CX

マキノ DNS       
東近江 14/28     50%
日吉 19/31        50%
くろんど 32/75  42%
烏丸 18/73        24%
堺浜 20/71        28%
桂川 16/72        22%
さぬき 4/27       14% 

野辺山CX 
1日目 C3A  8/100 7%

くろんど池戦からC3はAB統合され、
人数が倍になってるので、
順位より%で成績を見る。
SSCXな視点で考えてみるが、
正直結局、
得手も不得手も無いな、と思う。

平地は比較的苦手とは言え、
さぬきで最後の平地アスファルトでは
CM2の1位の人のスリップに付けたし、

逆にシングルの不利を消す様な桂川や烏丸は、
ギアの重さに泣いたなぁ、と考えると、

ギア比の選択はやはり大事、
とはいえ、

結局は、踏み切れる、回し切れる根性、
って事か。
テクニックに関してはギアードもシングルも同じなので、
「ギア比の不利」を本格的に感じるまでは、それを磨く事、
後は根性w。

とにかく踏んでも廻してもメカトラが殆どなく、
気持ちで走ってもマシンがちゃんと応えてくれる一体感は、
やはりSSならではの楽しさと言えるのかも。

コッシーもBMXというバックボーンへの拘りか、SSで参戦。
さぬきでは5位と好成績を残した。

その彼が今、
ごっついシャンパンボトルを
クーラーからガラリと抜いて、
001.jpg
乾杯しましょう!とC1昇格したばかりのデイブに渡す。

関西CXを飛び出し、全国的に有名になりつつある彼が、突然『ボンッ』と
無拍子で栓を抜き、ハーチンをかすめた。

おいーっ!と皆が突っ込む中、
C1昇格のテースケさんがサラッとクールに挨拶して、
003.jpg
乾杯。

料理が運ばれてくると、
これがまぁ、
そうとう洒落てるし美味そうで、
隣のモトジさんが『これ嫁に怒られるやつやー!』と。わかります。

アンタばっかり美味そうなモン食って!

て俺も嫁に言われそう…。

歓談の中、
コッシーが昇格選手に来年の抱負など、
と、やってくれる。

ルックスだけでなく男前な走りで、
一気にC4からC2に駆け上がった
オカさんが、来期はC1へ、と意欲を
語る。

桂川で圧倒的な強さを見せC2に上がった田口さんは、
やっとデイブと走れると思ってたのにー!と悔しがる。

野辺山という全国ステージでお立ち台に立ったオクムラさんも遅れて登場、
662チーム、MTB勢がホントに強い。

盛り上がりまでそっちに持ってかれそうになって、
オグさんも負けじと饒舌に。
オッサン達(コッシー除く)が集まると、
CX会場で見掛ける美しい女性の話とか、
誰それが綺麗とか、あの人が美しいとかって話に…。
002.jpg
そんな女性いました?と聞くと、
即座に『意識低いデスよ!』
と返され、
そんな事言ってるから昇格逃すんですよ!と斬り返す(笑)。

「なかなかイイ出逢いってないわー」

って思ってる女性は、
ショーもないコンパとか行くなら
シクロクロス始めるべき。

身体が締まり、生活力もあり、
趣味にロマンを求めるお洒落で
魅力的な独身男性がわんさと、
わらわら寄ってきます(笑)。

まぁ、泥まみれになる覚悟は必要
ですけど…。

ヨッシャンも忙しい中なんとか間に合い、来年こそは!と意気込む。
KINFOLKチームとして初参戦となった
今シーズン、結果は三人とも残せなかったかも知れないけど、
チーム参戦てのは思いの外楽しいもんだ。


突然、店内の灯りが落ちる。

おいおい、男しか居らんのになんなのこの誕生日な演出w、と皆苦笑するが、

出てきたケーキには、
なんと全員のネームプレートが!
006.jpg
これに一同、また盛り上がり、

004.jpg
歳くったピーターパン達の
夜は更けて行く。


こんな集いを企画してくれた
コッシーにはホンマに感謝。

自転車が巡り合わせた出会いに酔い、
そしてまた自転車が好きになる。

たぶん、

この先もずっとこんな感じだ。




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