STRAVA

気が付けば、

携帯の画面にはSNSのアイコンが並んでるって人が
殆どなんじゃないでしょうか?

かくいう自分もTwitterにLINE、インスタと、
毎日毎夜ピッコンピッコン更新通知がウルサイので
通知音を切ってるくらいなんですが、

それでも友人達とのコミュニケーションや
近況報告は楽しいもんです。

で、

もうこれ以上SNSいいや。と思ってた所に、
(チャリ乗りにとっては)
真打登場って感じのヤツを先日紹介されまして。

それがこの

STRAVA

です。


ざっくりいえば、
GPS機能を使って携帯をサイクルコンピューター
にしてしまうアプリケーションなんですが、

これが凄い。

スタートからゴールまで、
走った距離は勿論、アベレージ、最高速度、
通った道、高度等・・・。

どのぐらい正確なのかは判りませんが、
自分で使った感じGPSの追跡はかなり正確。

他の計測も十分目安にはなります。


無料でこの機能ってだけでも嬉しいんですが、
この自分の走ったデータをアップロードして、
他のSTRAVAユーザーと比較したりできてしまうトコでしょう。

よく、
『すっげー下りで、あれ絶対(時速)100kmは出てたって!』
とか、
『測ってないけどアベレージ50kmは超えてるね』
とか、

話デッカクしちゃう人もされちゃう人も、
これで速度、標高、アベレージ、
その真偽を皆が一目出来るってワケです。


そんな事より面白いのが、
Segment」と呼ばれる、
ユーザーがコースを設定できる機能。

そこを走れば自動でタイム計測されて、
他のユーザーが走ったタイムと比べて順位まで着きます。

既に、大阪で自転車乗りが練習する定番登坂コースや、
橋の上のスプリントゾーン、
IKEA外周など、主たるコースは設定されていて、

そこを通過するだけで、

「あなたさっき淀川大橋1分19秒で走りましたよ。
ちなみに今まで走った人の中では19位くらいですね。」

と、記録される仕組み。

これ使ったイベントとか結構簡単に出来そうで
色々面白そう。


で、
普通にSNSとしての機能もあって、
他のSNSみたいにフォローフォロワーになれば、
誰が今日ドコをどのくらいのタイムで走ったか、とか、

勿論それに「いいね!」付けたり
コメント書いたりも出来るわけです。


これ読んで
早速インストールしようとしてる自転車乗りの人は、
もう既にワクワクしてきてるんじゃないでしょうか。



ただ、一つ問題なのは、

フォローしたアイコンが、
皆、
パッチパチのレースジャージ姿で並ぶ事・・・。

まぁ、
かくゆう自分もレース時の写真(笑)。


だって、
そんな自分が一番カッコイイと思ってる、
自転車乗りってミンナ、
そうゆう人種なんじゃないでしょうか?(笑)。


関西シクロ番外編メモリアルクロス2013戦 後編

ニョロニョロが揺れながら、
ジワジワ遠のく。

根本的に速さの質が違う。

後で知った話だが、このニョロニョロの方。
実は佐野さんと仰る、今回のメモリアルの実行委員長で、
CM1の方だと。

さすが関西シクロで最も大人気ないクラスって
言われるだけあるのか(笑)、

あのニョロニョロからは想像できない速さだ。
yossyann.jpg
3周目に入る頃、
ガラパ様から初めて名前を読まれる。

「・・・って事は、10位以内にいるんじゃないか、俺。」

それが、妙に浮き足立ち、焦りに変わる。

後ろに、
ソウ君の息遣いを感じ始める。

彼は、
バンクでも僅差で勝ったり負けたり。

シクロを始めるや否や、
あっとゆーまにタイムでは俺を上回る様になった。

sow.jpg
マットの段差。

ここは俺の方が速い。

一気に差を付けて、心を折らせてもらおう。

登って、下りの段差でフロントからバキっと音が。
パンクじゃなけりゃいい、このまま坂まで加速、
saka.jpg
坂を登りきったあたりで、
もう独走か?

「16番!、後ろすぐ来てるぞ!」

ギャラリーの声にハッとして踏みなおす。
まるで折れる様子はなさそうだ。

単純な平地とコーナーが続く。

背中を見られてる。

俺の得て不得手を。
だが俺も背中でその息遣いを感じる。

出力は彼が上か、
ならきっと、次のコーナー前で仕掛けてくるはずだ。

直線を俺はコンクリの上を、
ソウ君はイン側のグラベルを少し遅れて。


ここだろう、来るならっ!


案の定、コーナーでインから来る、
そこを外から一気にインへ閉めてブロック。

簡単には抜かせない。
勝負は、最後の泥スラローム。

後輪を左右に滑らせながら踏む。

が、
降り出した雨がモチの様なぬかるみを作り出し、
上手く走れない。

追いすがるソウ君。


俺たちは互いにミスを待つ。
一個のミスで勝敗が決まるだろう緊張感。
motz.jpg
出力で負けても、

俺には経験と、
負けを重ねた意地ってヤツがある。

とは言え、
背後からのプレッシャーと
悪天候にガス欠寸前。

でも、行くしかない。


負けられない勝負だろう、

ソウ君にも、


―シングルで走る事を決めた自分にも―


最後のぬかるみが後輪を掴む。

『んんぬぅあぁっ!』

ペダルを踏み切って抜ける。

すぐ背後で、
ソウ君がクリートを落とした気配。

焦るなよ、と心中にソウ君に言葉を投げる。

それは情とかじゃなくて、

一番納得行く形で決着を付けたいからだ。

が、そのスキを狙うのは、俺だけじゃない。
彼のすぐ後ろ、CM1の選手が一気に前に出る!



・・・抜かせない!絶対だ!

最後の舗装路に入る。

激しさを増す雨の中、
残りの全てを押し球にブチ込む。


そのまま、コンマ差でゴール!

勝ったか?勝ったな、多分・・・。


『ナイスラン!』


ギャラリーの誰かが、
知らない誰かに叫んだ言葉かもしれない。

でも、手を上げ応える。

誰に応えるじゃなく、
自分自身への唯一の、賞賛。


ふらふら車に戻るとソウ君が、
「結局抜けなかったっすねー(笑)」

俺は
「まぁ、来シーズンも君たちは俺の背中で勉強したまえ(笑)」

なんて笑って見せるが、本当に際どかった。
良かった、勝てて・・・・。

その後予定してたチーム戦が悪天候で中止になった事に、
思わずガッツポーズ(笑)。

よく見りゃ周りの人も喜んでるし。

とんでもない暴風雨で、
結局、チーム戦のみエントリーのオグさん達は
走らず終い。

まぁ、あの雨ん中走りたいヤツはおらんでしょう(笑)。

オグさんが持ってきてくれたデニムを試着してる
うちに、

黙祷。


東日本大震災の被害者や、今、東北で頑張る人達に思いを馳せる。
俺の出来る事なんて何もないけど、
必死で好きな事に打ち込む姿が誰かの心を動かす事もあるかも
知れない、とは思う。


その後、結局ソウ君とヨッシャンはデニム購入。
オグさんの店、相変わらず洒落とります。

大阪へ向かう車の中、
いつもの様にバカな話で盛り上がる。

早く帰って、1杯やりたい。

好きな事で繋がった仲間だけど、
気が付けば、その仲間といる事が好きになる。

生傷も耐えないし、
中々満足な成績にはならんものの、
それでもまた、走りたい。


ウチに着いて、
前川君のアップしてくれた写真(このログの写真全て彼の作品です)
を肴に宴会だ。

勝敗に拘り、
自転車に拘れる仲間と、
真剣に走って、

笑い合える時間は最高だ。


バシュ、と音を立ててプルトップを引き抜いて、
ハイネケンの缶をコツンと当て合い、
飲み干す幸福感。


そんな福音が、
東北の人達にも届けばいい。


そう願いながらも、
自分達の達成感に浸り、

続けてまた俺達は、美味い酒を煽った。






関西CXメモリアルクロス2013戦

SSCX
モッツ  7位/21
ソウ君  9位/21
ヨッシャン 16位/21













関西シクロ番外編メモリアルクロス2013戦 前編


暴風雨。

第1レースの60分ソロ耐久が終る頃、
それはコーステープを杭ごと引き抜いて
吹き飛ばした。

レースの継続も危ぶまれる中、
一時間待機。

雲行きは依然として怪しいままだが
やがて、幸運にも雨は止む。

P2.jpg

決着をつける。

今シーズン、本当に最後のレース。

そして初めてのSSC(シングルスピードカテゴリー)。

同じ条件で、ソウ君、ヨッシャンと、
初めて三人で走るレース。

二人ともずいぶん速くなってしまった。


だが、

見せてやる、
速さだけじゃない疾走りを。



―関西シクロ番外編メモリアルクロス―



滋賀県は東近江で行われる、3.11東日本大震災へ向けた、
関西シクロが全面的に支援するチャリティレース。

河川敷の公園をベースにしたコースは、
平地の中に突如激しい起伏が現れたり、
斜面の泥スラローム、
高さ40cmはありそうな石垣の段差にゴムマット被せただけの昇降。

テクニカルでイヤらしい演出は関西シクロ
らしく、今回も一筋縄ではいかないだろう。

レースは、耐久戦の予定を変更して、
三周走りきりに。

寒の戻りと冷たい暴風に凍えながら
集合場所へ向かうと、
寒そうにフードの襟元を抑えた係員が
グリッドへ行く様に手招きしている。

行ってみると、まだ全然人が揃って
なくて、先頭グリッドに空きがあり、
遠慮がちに端っこに並んだ。

遠慮、というのも、
SSCはマシンのカテゴリーはあっても、
速さのカテゴリーは無い。

すなわち、
いつもC1やC2で走ってる人も
同じレースで走る事になるので、

さすがに先頭に並ぶのは勘弁、
くらいに思っていたのに…。

そうこうしてるウチにソウ君とヨッシャンもすぐ後ろ、二列目にグリッド。

ヨッシャンはこの日の為にblkmrktのNSFを、 SSCX仕様に仕上げてきた。
P12.jpg
カラーまで塗り替え、
パーツ選びといい、相変わらずセンスがいい。

ヨッシャンには僅差で2連敗、
ソウ君とは同レースは暫く走って無いが、
順位は俺より上になってきてる。

...相手に不足なし。


それにしても、
上のクラスの人達と走るのは正直恐い。

20数名がグリッドで寒さを叫び、
MCのガラパ様も震えてらっしゃる。
P1210526.jpg
俺は左端(写真右端)で壊れかけの蒸気機関車みたいに
ガタガタと肩を震わせた。

談笑も聞こえるスタートグリッド。
仮装で走る人もいるし、和やかな感じか?

なんでもいい、寒い、早くスタートを・・・

思うと同じくして、ピストルが鳴る。
皆、まさかのガチダッシュ!
P1210534.jpg
いや、単純に速いだけだ。
あっとゆーまに俺は集団後方。

スタートの舗装路から、
一気に高速コーナーに進入してグラベルへ。

さすが、格上って事か。
なら、胸を借りるつもりでイクべきだろう。

コーナーで足を止め滑走する自分にムチを放つ。

ゴムマットの段差。ここは安全に担ぐ人も居るし、
乗って上がっていく人も。

こうゆうトコは降りたら渋滞する、乗っていけ!
ここでヨッシャンとソウ君を少し引き離す。


そこからぐるっと走って2m近い高さの急坂。
十分な助走して登ったら、
スグUターンして同じ坂を降りる。

降りはビビって腰を引いて降りたくなるが、
しっかり腕を突き出して、肩から落ちる様にいく。

そこからバックストレート。
幅広いグラベルの平地だが、
なんと端に堤防のコンクリート部分が
一台分の幅ほどあり、そこを走る事も出来る。

前の数代はソコへ迷う事なく行ったが、
俺はその横を、グラベルを走り抜け、

数代を抜く。

そこからコーナーの多いテクニカルゾーンへ。

背後に着いてくるシルエットは、
ヘルメットの上になんかくっつけてる人。

「にょろにょろ・・?」

思うや否や、コーナーでオーバーテイクされ、
ニョロニョロの後ろを追う形に。

しかし、コーナーの度に少しずつ、
段々離されていく。

何が違う?

その答えに直ぐに気がついた。
俺は、ブレーキを離すのが遅い。

幾つかのコーナーを折り返し、
すれ違う集団の中に、ソウ君の影。


しかし、今はあのニョロニョロを追うんだ!

コーナー出口まで引っ張ってしまうブレーキを、
早めに離すようにする。

が、これが怖い。

そして泥のスラローム。

必要ないトコでクリートを抜いてしまい、

焦る。

焦りが次のミスを招き、足を着く。
一瞬、速度0になる。

ヤバイ!

もうすぐ後ろに永遠のライバル、

集団を抜け出した
ソウ君が迫るのを、

俺は感じていた。




続く

岸和田バンク走行会2013−2月

昨年7月、バンク最後の日。
ギア比は52×16の3.25。

でも自分の脚ではかなり重く、
とても踏み切れる感じでは無かった。

そして、2月。

シクロクロスとそれに向けた自主トレで、
自分はどれだけ変わったんだろうか。

変われているんだろうか。

前田さんから頂いた15tのコグを引っさげ、
過去最高のギア比、

3.33。

俺は、バンクに帰ってきた。

P1210414.jpg
岸和田バンクの走行会は、
立地の良さからか、人が集まる。

今回も競輪ファンや自転車競技者、
ショップぐるみでの参加で、ごったがえす。

とは言え、見てるダケの人も多く、
バンク自体はそこそこ走り易い状態。

早速、新しいギア比を試し、
思いの他3.3のギア比を軽く感じる自分に、ちょっと酔う。

そんな中、女性もずいぶん増えてきて、
タイムトライアル後、最初の競輪は「ガールズ競輪」に(笑)。

その中には久々のシオちゃんの姿も。
P1210429.jpg
レースはシオちゃんの一人勝ちで、
あとはキャイキャイ言って終わりだろう、とホノボノ観てると、
P1210431.jpg
・・・ガチ。まさかのガチで、

シオちゃん、先頭の後ろにぴたっと付けると、
最終回で外からもう一台ポジションを抑えられ、結局その2台に
先行を許すカタチになってしまった。

3位でゴールするも悔しそう。


その後、自分のレース。
ほぼ身内のレース。

当然知らない人もいるし、
余興で競輪選手も同走するが、

今回はソウ君との一騎打ちを望む。
P1210433.jpg
スタートは緩く。
P1210435.jpg
とりあえず後方から様子見しつつ・・

じわじわ上がって、
ジャンと同時に抜け出せば、
絶対にソウ君はかじりついてくるだろう。

が、そのまま逃げ切ってやる。

試走のあの感じが出せれば、イケルんじゃないのか。

残り1周半、先導員が外れるかどうか、ってとこで
フライング気味に緑のジャージが駆け抜け、

遅れてジャンが鳴る。

『えーっ、ちょっと早いんじゃない?!』と叫びながらも、
俺も遅れて反応し、ギアを上げる。
P1210449.jpg
じゅおっ、じゅおっ、とペダルを踏み込む度、
タイヤが路面を削る音。

さらに加速、じゅあっ、じゅあっ、
とその音が大きくなり、速度は50キロに届きそうだ。

集団を残し、一気に駆け出した。
P1210456.jpg
まだ残り1周、カケるのが早すぎたかも知れない。

残り200、

まだイケそうだ、残り100!!

右脇にオレンジジャージの競輪選手が上がってくる!

その陰に、

シルバーのLOW、ソウ君!

競輪選手に乗っかって来たのか、
やはり来たなっ!

残り50、息を止める。

残り30、一気に吐き出し、雄叫びと共に踏み切る。

『ふんぬぅ〜っ!』

奥歯が潰れる程食いしばる、

まだ、まだ伸びるっ!!


3台並んでゴール!!

残ったか?刺されたか?

ワカランけど、
P1210459.jpg
気持ち良い。


ナガサワを降りると、
太ももの激痛にヘタリ込む。

酸欠をおこしてるのか、
でもこの痛みこそが、出し切った達成感。

レースの行方は微妙だが、
藤田さんの「モッツが残ったと思うよ」って証言で、
今回は勝ちを譲ってもらった(笑)。

藤田さんは、
「しかし二人共速くなったなぁ、シクロの成果か?」
なんて褒めてくれて、

まぁ、この日はこれが一番嬉しかったかも。

いや、

瓦屋君やカッツン筆頭に、岸和田クルー(熊取クルー?)の皆に
会えたのもホンマ嬉しくて、
全員の時間が許されるなら、そのまま大宴会でもしたいトコだった。

バンク初参加のINO3にも写真撮ってもらったし。

今度は周回練習とか、ミンナでしたいもんだ、と思った。

まぁなんにせよ、

やっぱりバンクは気持ちがイイ。

仲間と会えたり、増えたりする事も最高だし、

もはや、誰と競うとかよりも、

何より昨日の自分を超えるこの感じはヤバイ。

自転車が、ピストが本当に好きになるのは、

きっとこんな瞬間かもしれない。









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