関西CX2015最終戦 桂川戦

自転車を三台、ラックに括り付けた早朝。
コンビニで朝飯でも買おう、と寄った天王寺アポロビル下のコンビニ。

ホスト風の男前の店員がレジを打ち、
俺がカードを出すと、

『はいー、クレジっつカード、ピー(裏声)』
えっ?
我が耳を疑った。

今、この人、ぴーって自分で言った…?

次にヨッシャンがWAONカードで支払いを済まそうとすると、

『はいWAONカード、わぉんっ!(裏声)』

えぇっ!?

『良い旅をー!』
と言われて店を出たKINFOLKチームは顔を見合わせ、

『あの店員、口で効果音言ってたよな…?!いったいなんなんや…』

大阪観光に来た人が最初に入ったコンビニがあそこだったら絶対関西人勘違いされるなぁー、とゲラゲラ笑いながら、
3人は灰色の低い雲の下へ、
車を滑り込ませた。


ー 関西CX2015〜桂川戦 ー


平らなグランドと、立体的なキャンバー区間に二分されたお馴染みのコース。
昨年程ではないにせよ、
潅水した河川敷。
ぬたぬたは覚悟していたが会場について見ればなんと、
雪化粧された真っ白く清潔感のある
景色に。

自転車に泥が乗るのを避け、試走せず、
田口さんと四人でコースを歩いて回って、ラインを確認。
どこが正解ルートとも思えない難しいコースだ。

とにかく、関西CXは今日で最終戦。

残留切符を後1枚欲しいミウケンさんとヤギさんは、今日は本気で行くだろうし、ヨッシャンもあわよくば一発残留を決めたいだろう。
辻兄さん、ナイトーさんの『俺と同い年組』も今日は参戦。
そして、前回背中も見えなかったルーキー、グレ君と、今回はスタート位置も近い。

彼はロードに乗ったら異次元の速さと周りからも聞いてるし、
少し小柄で細く、圧縮パックしたブロイラーの様な、艶やかでハリのある太腿筋。

似た様な体型の人をよく見るが、
大概速い。

勝機があるだろうか。

いや、そんなもん、レースなんて何が起こるか分からん。

ピストルに合わせ、スタートを切る、
が、クリートが入らない!

やっぱりSPDは雪にめっぽう弱い。

強くペダルを蹴ってクリートの雪を落とし、カチン、
とハマった頃には第1コーナーに入っていた。

スタートをミスって中盤ほどまで順位を落としたが、
まだ間に合う。

砂、グイグイ踏んで前にグレ君!
まだ抜いてるのか?先行くで!

前に出て、前方に、
SKRKのジャージ。

森君だ。

彼はいつも、
BMWのオートバイに自転車をマウントして会場に来るという、真のスタイラー。
長身でモデル顔負けのルックスも合間って、薔薇のジャージが良く似合う。

そんな彼がずいぶん前にいる、多分3位くらいか?

あそこまで後10台程か。
まだ行ける。

ほいほいステップを跨ぎ、
キャンバー区間。

ドロドロの崖っぷち一本橋。
一列に並んで走ると、前の方で誰か躓いた!
ここは、崖の下まで駆け下りて…

ってフカフカの泥?!、そこを
たぷたぷ走って必死で抜け出すと、
少し順位が上がる。
ここで、5位。

口に入った泥をプッと吐き出し、
上出来、と自分を誉める。

そこを間髪入れずにグレ君が前に出てきた。
二周目、ホームストレートで先行を許す。が、砂の第1コーナー。
進入で彼のブレーキが鳴く!
が、こっちはノーブレーキで進入して、
前へ出る。

ここら辺の経験値はまだコッチに分があるか?
だが引き離せない。

キャンバー区間では皆
『すぐ後ろグレ君!』
『モッツー!うしろー!』と、
志村か!
と突っ込む間もなく激しい追走劇。

熱い声援、オッチーさんの声。
いつもホントに有難いが、
今日はそれに加えて御子息の『もっつ〜、がんばれ〜』って可愛い声も聞こえて嬉しくなる。

おかげで3周目手前まではグレ君を前に出さずに、
ヌタヌタのホームストレート前、
彼は降りて自転車を押し走り出す。

グレ君、
ここは踏んだ方が脚残せるで!

と自論を誇示すべくコッチは乗ったまま、ヘアピンを曲がる。

グレ君乗車、
でもコッチは既に加速体制に入ってる。

はず…



あれ?
なんや進まん!グレ君が遠のく。

速い!

なんやあの加速…。

ついて行こうとして、一気に消耗を感じる。
一本橋でしくじり、足を着こうとしたら
後ろから来てたバイクの前三角に足を入れるというミラクル(笑)。

これにはギャラリーも大ウケで、
さすがに照れ笑いながらも走るが、

どんどん抜かされ
17位?

落ち過ぎやろ!

ガス欠か?
いやいや、
まだまだ追い付けるやろ!

何台か交わして、
競輪選手みたいな足の人を追走、

ついにはゴール手前のヌタヌタで追い抜く!
よっしゃ、最後、ストレート。
ここで皆の
『最後、下ハーン!』
って応援に、『応っ!』と
下ハン握って走ると軽くスタック。

先の競輪選手が追い抜いてくる!

しまった、下ハンなんて握るんじゃなかっ…

って、この人も下ハン握ってるやん!

まさかの下ハン勝負。
負け、負けるかー!


あかん…

抜かれて、
14位、か…。


ゴールラインの先に、
ぐったりしたグレ君を見つけた。
なんと5位。

健闘を讃えあい、
やはり彼は速かった。
そんで楽しかったし、
また走りたいと思った。


その後続々とゴール、
ミウケンさんとヤギさんもチケットをゲット。無事残留を決めた。

ヤギさんがチケットを取れた背景には、数々の友情劇があったそうで、
人徳も一つの力だと思った。

KINFOLKチームで洗車に行くと長蛇の列。その辺りに洗車場の水が溜まって、
泥水の川が出来てる。

『…ガンジススタイルでいきます?』
とヨッシャン。

せやな、と、
水溜りの水でこんもり乗った泥を削ぎ落しながらレース結果を一頻り悔しがったら、

さっさと着替えて、フードコートへ。
ここ桂川の出店数は相当なもんで、
長蛇の列になるエスキーナにフラれても、森林食堂や、筋煮カレー屋さん。
どこも人気なので売切れる前にあちこち回って、ブチョーコーヒーでマフィンとコーヒーを手に、
最後、C2観戦。

ハングリーで、実力の拮抗したこのカテゴリー、しかも役者揃いとあって、やはり最高に面白いし盛り上がる。

個人的にはオグさんとコッシーのSS対決が毎回熱い。

オグさーん!と声援を送ると、
『こ…。』えっ?

『コーヒー飲みたい…』

…辛そうな顔したオグさんは元気そうだ。

それを追うコッシー、
が、少し距離がある。

これはこのまま決まるかなー?
と思わせたが、
オグさんがピットイン、
一瞬のモタつきを見逃さず、
コッシー、一気に前へでる!

鬼の追走でオグさんが追うが、
コッシーはそのまま逃げ切って、
レース中のレースを勝ちとった。

いやー、

面白かった。

観る度に、自分があの中で走ったらどうなるだろう、と考える様になってきた。


次のシーズンこそは。

チームオーナーであるヨッシャンも、
色々面白い事考えてるみたいだし、

シーズンの終焉に淋しさよりも、
きっとやってくる来シーズンの楽しさに期待して、

自分の中の2014〜2015関西CXに、
幕が下りた。




(巨匠、マリオ君、堀君、写真ありがとうございます)




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