淡路の夏〜昼食編

コーナーを曲がる時、
進入時に減速をかけるのは基本。

だが、

コーナーの先に登りが待ってるなら、
出来るだけ減速したくない。

固定ならなおの事だ。

スキッドで減速すると急激に速度が落ちるので、
下り進入のコーナーでもそのまま行く。

脚が回り続けるので、当然大きく膨らんだ。

モーターサイクルで言えば、
アクセルをほぼ開けっぱなしで回っている様なもんだ。

目視出来た速度は52km、

ヤバイっ、

反射的にブレーキを握る。

相当ブサイクなコーナーリングだ。

スキッドをかけると激しいスキール音で、
タイヤの摩耗が半端ナイ。

しかし、足で止めるクセが付いてしまって、
上手くブレーキが使えないのだ。


四苦八苦してるウチに、

テースケさんと前田さんは、
速く視界から消え、

モーターサイクルに乗り慣れてるウエキュンは
下りコーナーの速さで、
あっとゆうまに追い着いてきた。

山を下り、しばし休憩。
みんな結構疲れてるのか、言葉が少ない。

ここからは海岸沿い。
R1005864.jpg
景色は最高で、
ヨッシャンは「ツーリングの醍醐味っすねー!」
なんて言ってる中、
R1005866.jpg
左足のふくらはぎが、ピクピクいってる気がした。
今、足首をクイッと伸ばせば(ウェーブライダー形態での足首の状態)
間違いなく『ツる』。

左足をかばいながら走ってると、
上りの先の三叉路で先頭の二人を見失った。

迷ってると背後のウエキュンが、
『たぶんこっちですよ』と案内してくれた。

ここらへんはいかにも農村、漁村って雰囲気で
可愛らしい景色が続くが、

本人、それどころじゃない(笑)。

そのうち、後ろのソウ君とヨッシャンも追いついてきた。

しかしソウ君は結構走れるはずなのに、
何故こんな後ろに・・・。

そのうち6人集まり、
またトレインで走ってると、

よく聞けば、ソウ君がタレ始めたヨッシャンを
後ろからプッシュしていた。
言葉で。

『ヨッシャーん、もっと(速度)上げてー。僕まだ行けますよー。』

って具合に後ろから声をかけ、
ヨッシャンがトレインを離れ始めたら、
前に出て引っ張ったり。

ソウ君、クールに見せかけて相当優しい。


まぁ、この時のヨッシャンにとっちゃ鬼かもしれませんが。

この辺の最後のコンビニをパスしてしまい、
仕方ないので小さな八百屋的なスーパーで昼食。
R1005870.jpg
せっかくの淡路なのに、ショーモナイ昼飯になってしまった事を
申し訳なく思いながら、ショーモナイパンとかを口に詰め込む。

夏の日差しと潮風で、飲み物だけがガンガン入り、
ほとんどのスポーツ飲料を網羅した。
R1005869.jpg
暑さに負けてガリガリ君を食ってたウエキュンが突然、
『誰か、ガリガリ君いりませんかー?』

お前の食いさしか?!と思ったら、なんとアタリ(笑)。

すかさずヨッシャンがアタリ分に齧り付いたが、
他に何も口にしない。

皆、
『走り慣れてるテースケさんでもガッツリ食ってるのに、なんか食べなヤバイで?!』

と心配するが、
淡路グルメを食べたいヨッシャンは我慢しようとする。

見るに見かねたソウ君が『これでも食っとけって。』と
彼の膝元に流動食を投げつけ、

ヨッシャン仕方なく、チューチュー食って再び走り出す。


そろそろ俺も牽かなきゃな、
と、先頭は俺が走る。

巡航で30kmを保つのがかなりキツくなってきた。

いや、
最初からキツかったけど、
テースケさんが牽いてくれてたから感じなかっただけか。


脚の痙攣はもう大丈夫そうだ。
ちょっとはエエとこ見せんとな。

強い紫外線と潮風に体力を削られながら、
俺はハンドルを握り直した。



続く


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