スキッド講座2「中スキッド編」
大中小、三種類の中で、
人気も難易度も一番高い『中スキッド』。
上手くなれば、
最もスタイリッシュなトリックなので、
ピストに乗ったら死にもの狂いで覚えたいとこです。
…とまぁ、それは言い過ぎですが、
頑張って解説します。
セッティングについては前回と同じです。
まず大スキッドとの違い。
スキッドは地面を蹴るリアタイヤをいきなりロックさせる技。
タイヤに荷重が乗ってるうちは、
常識で考えて止めるなんて無茶な話。
そこで、大スキッドでは、
完全にステムに荷重を預ける事で、
ペダルを止めやすくしたワケです。
さて、
トップチューブの真ん中に腰位置が来る中スキッドでは、荷重はほとんど後輪に乗った状態。
どこに荷重を抜くか、と言いますと…
斜め上前方。
『は?』
と思うかも知れませんが、
十分な速度をつけて、慣性の法則を利用し、荷重を抜く、
これを『抜重』と言います。
●中スキッドやり方
1 けっこうな速度で走る
慣性を利用して抜重するため、
速度とスキッドのかけやすさが比例します。
ビビらずに!
2 サドルから腰を斜め上に抜く
腰を振りだす、ってイメージです。
その「勢い」で、後輪から荷重を抜きます。
3 ほぼ同時にペダルを止める
基本は大スキッドと同じですが、
ペダル位置は水平、9時15分の位置です。
前足の引き上げできっかけを作り、
後ろ足はしっかりペダルを踏み込んで下さい。
4 滑り出したら腰をよじる
中スキッドは慣性で抜重してるので、
速度が落ちたら直ぐにタイヤがグリップします。
故に、タイヤを横滑りさせる等して、
少しでも距離を伸ばすワケです。以前紹介した、
フィッシュテールなんかは、この派生。
以上が中スキッド。
これで出来たら素晴らしいんですが、
出来るまで付き合うのが
このブログ(笑)。
次回、中スキッドの練習方法と、
ロングスキッドのやり方、いきます。
- 2011.08.18 Thursday
- スキッド
- 23:47
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- by もっつ